こんにちは!
宝くじで10億円などの高額賞金が当選した場合、その幸運が必ずしも幸せをもたらすわけではなく、むしろ不幸を招く可能性があるという意見があります。
今回はその理由をいくつか記載していきたいと思います。
突然の幸運がもたらす変化とは?
1. 社会的関係の変化
高額の当選金を手に入れると、周囲の人々との関係が大きく変わる可能性があります。
家族や友人が急にお金を借りに来ることが増え、彼らとの関係がギクシャクするかもしれません。
また、新たな友人や知り合いが増えるかもしれませんが、その多くが金銭目的で近づいてくることが多いため、本当の友情や信頼を築くことが難しくなります。
2.幸福度の維持の難しさ
運によってもたらされた幸福度は、大金を手に入れた瞬間が最大値となり、以降、低下する可能性は高くなります。
本人の能力によって築いた資産ではなく、当選の瞬間を超えるような幸福度が訪れる機会は少ないでしょう。人間は慣れてしまう生き物であるため、幸福度は下がると言えます。
3. 生活習慣の乱れ
大金を手に入れることで、急に贅沢な生活を始める人が多くなります。
高価な車や家、ブランド品などを購入し、豪華な旅行に出かけることが増えるでしょう。
しかし、このような生活を続けるためには多額の資金が必要であり、当初の喜びが次第に不安やプレッシャーに変わることがあります。
結果として、健康を害することや精神的に疲弊することが考えられます。
4. 財産管理の難しさ
大金を管理することは容易ではありません。
特に、金融リテラシーが不足している場合、不適切な投資や詐欺に遭うリスクが高まります。
また、税金の支払いも大きな問題となり、税務の知識がなければ、後で予想外の支払いを強いられることがあります。このような財務管理の失敗が経済的な困窮を招くこともあります。
5. 自己価値の喪失
大金を手に入れると、自分の努力や能力ではなく、運によって成功を手に入れたという意識が生まれ、自尊心を損なうことがあります。
また、突然の富により、自分の生活に対するモチベーションや目標を見失い、無気力になることがあります。
仕事を辞める人も多いですが、それがかえって生活のリズムを崩し、自己実現感を失わせる原因となることがあります。
6. 社会的な疎外感
大金を持つことにより、周囲の人々との共通点が減少し、疎外感を感じることがあります。
自分の悩みや問題を他人と共有することが難しくなり、孤独を感じることが増えるでしょう。
特に、同じような境遇の友人が身近にいない場合、その孤独感は深刻化することがあります。
まとめ
これらの理由から、宝くじで高額当選をしたとしても、必ずしも幸せが手に入るわけではありません。むしろ、さまざまなリスクや問題が新たに発生し、不幸を招く可能性があるのです。
そのため、宝くじの当選金をうまく活用するためには、慎重な計画や適切な自己のコントロールが必要となります。
「大金」でなくとも同じことが言える状況はあると思いますので、皆さまの参考になれば幸いです。
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