こんにちは!
本日はお金の話「日本のマネーリテラシーが低いとされる理由と、その未来への打開策」について記載していきたいと思います。
皆さまの知識の一つになればと思いますので、是非最後までご覧下さい。
日本のマネーリテラシー
日本では金融に関する知識の低さから「投資=リスク」と考える傾向が現在でも強く存在します。
まず日本と海外の貯金と投資の比率をみてみましょう。
※2022年3月の調査
【日本】貯金:54%、投資:15%、その他:31%
【米国】貯金:14%、投資:52%、その他:34%
【欧州】貯金:35%、投資:30%、その他:35%
上記の様に日本は、海外に比べ投資の比率が低く、利幅の低い状況でも貯金に回す傾向がみえます。
リスクをおかしたくない国民性もあるも知れませんが、日本のマネーリテラシーが低い理由はいくつかありますのでみていきましょう。
教育システム
日本の学校教育では、金融に関する知識やスキルを教える時間が限られており、多くの人が社会に出るまでに基本的な金融知識を習得できていません。
文化的要因
日本では伝統的にお金の話をすることがタブー視される傾向があり、家庭や職場でお金についてオープンに話し合う機会が少ないです。
このため、実生活での金融リテラシーが育ちにくくなっています。
社会制度
高度成長期には、終身雇用や年功序列といった安定した雇用形態が一般的で、個人が積極的に資産運用を考える必要があまりありませんでした。
しかし、経済環境が変化し、自己責任での資産管理が重要になった現在でも、過去の慣習から抜け出せずにいる人が多いです。
これらの要因が重なり合い、日本のマネーリテラシーが低い状態が続いていると言えます。
基礎的な金融知識の習得
まず、金融の基本的な概念を理解することが必要です。
収入と支出
収入とは給料や投資の利益などの収入源を指し、支出とは日常生活の費用、税金、ローン返済などを指します。
収入と支出のバランスを取ることが重要です。
貯蓄と投資
貯蓄は将来のためにお金を蓄えることを指し、投資は資産を増やすためにお金を株式、債券、不動産などに投入することを意味します。
借入と利息
ローンやクレジットカードなどの借入は、利息がかかるため、借入の計画性が重要です。
借金の返済計画を立て、利息を最小限に抑える方法を学ぶことが大切です。
金融商品の理解
金融商品には様々な種類があり、それぞれにリスクとリターンがあります。
代表的な金融商品を理解し、自分に適したものを選ぶことが重要です。
預金
低リスクで利息が得られるが、リターンは低い。
株式
高リスクだが、高リターンの可能性がある。
企業の業績や経済の動向に影響を受ける。
債券
中リスクで、企業や政府が発行する借用証書。
利息が固定されている場合が多い。
投資信託
複数の投資先に分散投資することでリスクを分散する。
プロが運用するため、初心者にも適している。
長期的な視野を持つ
短期的な利益を追求するよりも、長期的な視野で資産を増やすことが重要です。
例えば、1920代~現代までのS&P500指数では、恐慌やバブルなど波はありますが、平均すると約7%程度のリターンがあります。
複利効果の理解
複利は、元本だけでなく利息にも利息がつくため、長期間の投資では大きな効果を発揮します。
リスク管理
投資にはリスクが伴います。
分散投資や定期的な見直しを行い、リスクを管理します。
株式、債券、不動産、現金など異なる資産クラスに、また異なる地域、さらには時間軸をも分散させリスクを抑えましょう。
経済サイクルの理解
経済は景気拡大期と景気後退期を繰り返します。
このサイクルを理解し、適切なタイミングで投資を行うことが重要です。
継続的な学習
金融環境や経済状況は常に変化しています。
そのため、継続的に学び続けることが重要です。
書籍やオンライン
金融に関する書籍やインターネットを利用して、最新の知識を習得します。
ニュースや経済報告
経済ニュースや政府の経済報告を定期的にチェックし、最新の動向を把握します。
専門家の意見を参考にする
ファイナンシャルプランナーや投資顧問など、専門家の意見を参考にすることも有益です。
実践と経験
最終的には皆さま自身の責任で、実際にお金を管理し、投資を行うことで経験を積むことが重要です。
ただし、投資はギャンブルではありません。
一つの商品に多くの資産を注ぎ込む様なことは、投資とは呼びません。
また、投資詐欺にも十分に注意して下さい。
あなたに紹介する方、本人がなぜ実践しないのか?も考えましょう。
失敗を恐れず、小さな金額から始めて、少しずつ経験を積み重ねていくことで、マネーリテラシーは向上していきます。
以上のステップを踏むことで、マネーリテラシーを高め、経済的な安定と将来の財務計画を実現するための基盤を築くことができるでしょう。
本文が皆さまのお役に立てれば幸いです。
本日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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