肉離れはクセになる?:再発しやすい3つの理由と防止策を考える

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こんにちは!

今回は、肉離れは同じ箇所がクセになる、と言われる理由について記載していきたいと思います。
皆さまの知識の一つになればと思いますので、是非最後までご覧下さい。

肉離れとは?

肉離れは、筋肉が過度に伸ばされるか、急激な収縮によって筋繊維が損傷することを指します。スポーツ選手や身体活動が多い人々に多く見られます。

この怪我が再発しやすい、つまり「クセになる」と言われる理由にはいくつかの要因がありますのでみていきましょう。

 

クセになると言われる原因

1.瘢痕組織(はんこんそしき)
肉離れを起こすと筋繊維が損傷し、その修復過程で瘢痕組織が形成されます。

※瘢痕組織(はんこんそしき):一般的には「傷跡」や「ケロイド」として知られているもので、体の組織が損傷した後に形成される新しい組織

この瘢痕組織は元の筋繊維とは異なり、柔軟性や強度が劣ることが多いです。
瘢痕組織が形成されると、その部分の筋肉は再び損傷を受けやすくなります。
つまり、同じ部位が再度過度な負荷に晒されると、またしても肉離れを起こすリスクが高まるのです。

2.不十分な回復
次に、初回の肉離れが適切に治療されない場合、完全な回復が遅れたり、不完全な回復が起こることがあります。例えば、十分な休息を取らずに早期にスポーツや運動を再開すると、まだ脆弱な状態の筋肉に再び大きな負荷がかかり、再発のリスクが高まります。このため、肉離れの治療には十分な時間をかけることが重要です。

3.バランスの悪さ
また、筋肉の柔軟性や強度の不均衡も再発の原因となり得ます。
特定の筋肉が弱かったり、柔軟性が欠けていると、他の筋肉に過度な負担がかかりやすくなります。これにより、肉離れを起こしやすい状況が生まれるのです。

 

再発の防止をするには

再発予防には、ストレッチや筋力トレーニングを通じて、筋肉のバランスを整えることが欠かせません。

さらに、再発を防ぐためには、適切なウォーミングアップとクールダウンも重要です。
ウォーミングアップにより筋肉を温め、柔軟性を高めることで、急激な負荷がかかった際のリスクを減少させることができます。
同様に、クールダウンを行うことで筋肉の緊張を和らげ、回復を促進することができます。

最後に、生活習慣や姿勢の改善も再発防止に寄与します。
長時間同じ姿勢で過ごすことや、不適切な姿勢は筋肉にストレスを与え、肉離れを引き起こしやすくします。定期的な休憩や姿勢の改善を心掛けることで、筋肉にかかる負担を軽減することができます。

総じて、肉離れが「クセになる」と言われるのは、初回の損傷によって筋肉が脆弱になり、適切な治療や予防策が取られない場合に再発のリスクが高まるためです。
再発を防ぐためには、十分な治療、筋力バランスの向上、適切なウォーミングアップとクールダウンが不可欠です。

本文が皆さまのお役に立てれば幸いです。
それでは今日も良い一日をお過ごし下さい!

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