カットソーの歴史と製法:ニットやセーターとの違いも解説

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こんにちは!

本日は暑いこの季節の定番アイテム「カットソー」について、その歴史やニットとの違い、など記載していきたいと思います。

皆さまの知識の一つになればと思いますので、是非最後までご覧下さい。

 

カットソーとは

カットソー(カット・ソー、カットソー)は、編み物生地を裁断・縫い合わせて作られた衣類の一種です。

英語の「cut and sew」に由来しており、一般的には「Tシャツ」「スウェット」などのトップスを指しますが、カットソーという言葉自体は、日本において広く普及した用語です。

 

カットソーの歴史と背景

カットソーは、20世紀初頭に登場しました。

元々はスポーツウェアや下着として利用されていましたが、その快適性と動きやすさから、次第に日常のカジュアルウェアとしても人気を博すようになりました。

特に、第二次世界大戦後のアメリカで、兵士たちが軍服の下に着用していた白いTシャツが広まったことで、カットソーはファッションアイテムとして確立しました。

 

素材と製法

カットソーの特徴的な点は、その素材と製法にあります。

カットソーは、通常、綿(コットン)やポリエステル、レーヨンなどの編み物生地を用いて作られます。

織物と異なり、糸をループ状に編み込むことで生地を形成します。
これにより、伸縮性が高く、着心地が良いという特徴があります。

製法としては、生地を裁断(cut)し、縫製(sew)することで作られます。
具体的には、生地を型紙に合わせて裁断し、袖や身頃を縫い合わせて形を作ります。

 

カットソーとニット・セーターの違い

まずはそれぞれについて見ていきましょう。

ニット
編み物の総称。
糸を編んで作った生地・製品をニットと呼びます。

セーター
ニット生地のパーツを、糸を通してつなぎ合わせた(キリングした)トップスをセーターと呼びます。

カットソー
丸編みした生地を、裁断してから縫い合わせたものをカットソーと呼びます。

薄手の綿のTシャツも編み物ですので「ニット」となりますが、ファッションは曖昧な部分が多く、一般的にはあまりニットと呼ぶことは少ないと思います。

薄手の一般的なTシャツなどはカットソー
※丸編みされた生地が裁断されミシン縫いされたもの

ウールなどの素材で編まれたニットが、カット&ソウされていればニットカットソー
※この工程は形が自由に作りやすいために使われます

ウールなどの素材で編まれたニットが、キリングされて作られていればセーター

と言ったところが一般的でしょうか。

 

ファッションとスタイリング

カットソーは、そのシンプルなデザインと多様なスタイルで、幅広いファッションに取り入れられています。

例えば、ジーンズやチノパンと合わせてカジュアルなスタイルを作ることができますし、スカートやジャケットと合わせることで、よりフォーマルな印象を与えることもできます。

また、レイヤードスタイル(重ね着)にも適しており、季節やシチュエーションに応じてさまざまなコーディネートが可能です。

 

まとめ

カットソーとは「cut and sew」された製品全般を指し、快適で実用的な衣類として広く愛用されています。

そのシンプルさゆえに、さまざまなファッションスタイルに取り入れやすく、季節やシチュエーションを問わず活躍します。

素材やケアの方法を理解することで、より長く、快適に着こなしていきましょう。

本文が皆さまのお役に立てれば幸いです。
本日も素敵な一日をお過ごし下さい!

 

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